オークション相場・バイヤー買付金額・Goo-net等展示価格にひずみ。

急な相場上昇と、供給不足でひずみが出ております。

通常で有れば、
買い取り金額<業者オークション相場≒バイヤー買付金額<Goo-net等展示価格
となるはずなのですが、

8~9月頃までは世界的にもコロナ蔓延時期で海外需要が芳しくなく、
供給もそこそこあったため、全体的に相場が下落。
下落すると購入側の業者からすると安いので、仕入れを行うものの、
在庫がはけないので長期的に見て安い車両の仕入れを続けます。
特に資金に余裕のあるバイヤーは昨年のコロナショックから、
相場は戻るものと認識をして買い溜めを行っていた状況でした。

さて。10月下旬ごろから、コロナからの復旧で需要増、
8~10月まで続く減産で供給減がピーク。
ということで、反転局面へ。

ここに来ると資金に余裕のあるバイヤーや、中古車販売店は、
まだ在庫が豊富にあるので、慌てて購入するというより、
現在の在庫売却を始めます。

ところが、資金に余裕のないバイヤーは1台1台丁寧に買付、販売、また買付となりますので、
買付が出来なければ商売が始まらないため、
需要増・供給減に答えて、業者オークションで購入する。
そんな小規模バイヤーが何社も競合し、業者オークションが上がってまいりました。

10月下旬ごろを境に、かなり相場が上がってしまいましたため、
現状、少々ひずみが起きております。

買い取り金額<業者オークション相場>バイヤー買付金額≒Goo-net等展示価格

弊社でお付き合いのあるのが、規模の大きなバイヤーが多いので、
まだ安く仕入れた在庫が豊富にある、
あるいは国内中古車販売店でも在庫がある、もしくは12月減産明けで入庫予定が豊富。
ということで、
業者オークション相場が高く、
問い合わせるバイヤーによって金額がそこまで届かないケースが多く見受けられます。

このまま相場が維持してくれればよいのですが、
いかんせん船便が出ない時期もいずれまいりますし、
減産明け、供給増も考えられますので、
どこのタイミングで下落するのかが見通しが難しい時期に入ってまいります。

ご売却タイミングを計っていらっしゃるお客様におかれましては、
随時サイト掲載等いたしますので、ご相談いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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