減産で納期遅延。リセールは上昇も下落もあり。
今回の減産ですが、東南アジア、特にベトナム、マレーシアなどのロックダウン・工場稼働停止により、
現時点で1~4週間の生産遅れが発生する事となりました。
新車をお買い求めでお待ち頂いている方には悲しいお知らせなのですが、
場合によっては違う意味で良くなるケースもございます。
[過去BLOG]:半導体不足による納期遅延で、ジムニー/ジムニーシエラが高い。
風が吹けば桶屋が儲かる?的発想
何の関係もないような事が、まわりまわって相場に思いもよらない影響を与えるという意味で、
「風が吹けば桶屋が儲かる?」という格言がございます。
「東南アジア ロックダウン等、工場稼働停止」→「新車が減産」というお話ですが、
・東南アジアでロックダウン等、工場稼働停止
⇒東南アジア方面での景気減速、マレーシア、ベトナム等への車両輸出停滞
一部の車種・グレードなどで、中古車のリセールが悪くなる。
・日本国内では新車が減産、新車供給が少ない
⇒新車納期遅延に伴い、中古車供給減。
日本国内向け中古車のリセールが高くなったり、納期遅延車両のリセールが高くなる。
車種によっても変わってまいりますが、極端な話。
「納期が全部、半年遅れます!」となった場合、中古車価格が高騰いたします。
例:東日本大震災の時は、10年落ちのトラックが新車より高い事例があった。
(新車が作れなくて、現地ですぐに必要だったから。)
減産が長期化すると、リセール急変動の恐れ・可能性
アナウンスだけでリセールすぐに変わる事はないのですが、
日本国内のコロナ状況、あるいはロックダウンに近い政策などでも変わりますが、
減産ひとつを取っても、リセールが急激に変わる事があるというお話でございました。
私といたしましては、随時状況のお知らせと、過去の事例案内をする事しか出来ないのですが、
(稀に、「●●●となった場合には?」と仮定のお話をご相談される方がいらっしゃいます。。。)
弊社ご購入の御客様は、こちらでお客様のご状況も把握しておりますので、個別にご相談下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。