日本一のオークション会場データより振りかえる
個別の車両で、国内向け、海外向けとさまざま変わっている事は、
既にお知らせをさせて頂いておりますが、全体で見るとどうなのか?
2019年のデータとの対比で、2020年1月からのデータを、
日本一の業者オークション会場、USS東京という会場のデータから読み解いてまいります。
※データはこちらのページの一番下にございます。
2020年1~2月 コロナショック前
出品台数:若干少ない
成約率:ほぼ例年通り
成約単価:若干高い
1~2月は例年と同じような動きで、
出品される台数が少し少なく、その分成約単価が高いですが、成約率は変わらず。
2020年3~5月 コロナショック&緊急事態宣言中
出品台数:4月から急速に悪化。
成約率:急速に悪化し、4月に底、5月には戻り始める
成約単価:ほぼ例年通り
コロナの影響が出始めた3月。
本格的に緊急事態宣言となった4月初めから5月末まで。
4月上旬までは出品台数も前年レベルでしたが、
新車の生産減もあり、供給不足となっております。
にも関わらず、ご覧の通り、成約率が大幅に悪化いたしました。
大幅な需要低迷期が4月だったことが読み取れます。
2020年6~9月 緊急事態宣言明け
出品台数:8~9月へ向け、例年通りへ戻りつつあります。
成約率:7~8月は反動増。
成約単価:7~8月は反動増。
緊急事態宣言明け。
反動増で、成約率、成約単価が上昇。
4~5月の供給不足と、ショックの反動で、値段が上がる状況でございました。
また、コロナによる生活様式変更による一時的な需要増も要因と思われます。
2020年9~12月の今後
9月以降は、新車供給も戻ってくるのと、
先の一時的な需要も終わるものと予想をしております。
大きな要因が無ければ、
特に国内向けの中古車価格は、ある程度落ち着きを取り戻し、例年通りに戻るはず。(価格が落ちてくるはず。)
海外向けの中古車価格は、現地状況によりますので、
また個別にご案内が出来ればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。