緊急事態宣言が明け、第二波と同時の大雨被害。
今年はコロナが世界的に問題となり、
今でも世界的に見ると、終息の目処がたたない状況。
輸出車両の中でも、低価格帯の車両は、
海外でも運搬用(人も物も含めて)としてどうしても必要という事で、
船、港が正常化した国から、かなり戻ってきている状況。
そして、高価格帯の車両は、戻りが一律悪い状況。
緊急事態宣言明けから、国内需要も戻り、
新車販売は前年対比で7割程度と芳しくないものの、
中古車販売は前年対比で9割程度と活況。
そして、ここにきての大雨被害。
すぐに欲しいという方向けには中古車。
大雨被害があり、価格が上がっているのが、商用車。
いわゆるバン、トラック、ダンプなどは無いとお仕事出来ないですからね。。。
これから被害が拡大すれば、全車種的に上がる要因にもなるかもしれません。
コロナによる車検猶予期間を終え、
新車はまだまだ生産調整などでお時間がかかる中、
ワゴン、SUVは順調に値段が戻ってきており、
輸出向けではなく、国内向け車両はコロナ前まで戻ってきている車両が多いです。
ただ、逆に悪くなっているのがセダン系。
サンコーオートでもそうなのですが、高齢者の方が売却の方が大変多く。
クラウン、カムリ、マークXなどのセダン系の買取依頼が多かったです。
これを機におやめになられる方もいらっしゃいました。
中古車価格は不測の事態であがりさがりします。
●東日本大震災
供給面:生産ストップで新車が作れない
需要面:車が流されてしまってどうしても欲しい
経験した事の無いくらい、中古車価格が高騰致しました。
いまでも覚えているのが、
10年落ち10万kmの中古のトラックが、当時の新車価格でも売れてしまったこと。
建築、瓦礫撤去などの需要もあり、急を要するという事での高騰でした。
●コロナショック
供給面:急に納車ストップはしないので、平常の供給に加え、換金売りで供給過多
需要面:海外は船がストップ。国内も購入者が減り、需要減
供給過多、需要減で、価格が急落。
そして、その反面。
緊急事態宣言明け、国内向け車両が活況の現在。
特に広範囲にわたる「不測の事態」では、恐ろしく状況が変わる事があります。
状況によっては、いい機会と捉えて頂いて「ご売却」
あるいは、いったん「ご売却見送り」などもありなのかもしれませんが。
あくまで“結果論”。。。難しいところです。