中古車買取査定額は、3月下旬から急失速。
世界的なコロナショックで、3月下旬から、
・輸出向け車両が、日本から出向しても現地港が封鎖。
・国内も新車/中古車の販売が停滞。
・車両生産も遅延。
という3重苦。中古車の買い取り価格が急落いたしました。
トヨタも世界販売が46%減。なんてニュースがございますが。
前回の3月の統計データに続き、4月の統計データを見てみたいと思います。
3月の統計データ。4月はどうなるか。~中古車輸出統計・新車登録台数統計~
まずは新車登録台数。
2月末に比べて、3月、4月と、
ライズ、ヤリスが急速に需要が減っているとお知らせをいたしました。
コロナショック中、ヤリス業者オークション初値。ライズも下落。
答え合わせになるのですが。
ライズは大半がスリランカという国に輸出をされております。
後にご案内をいたしますが、輸出が厳しく。先の通り生産も滞った結果、
1月 10,220台(1位)
2月 9,979台(1位)
3月 12,009台(4位)
4月 5,545台(7位)
・・・登録台数が急落してしまいました。
といって、全体的に急落をしております。
唯一アルファードくらいでしょうか。そこまで落ち込まなかったのは。。。
4月新車登録台数
1位 ヤリス 10,119台(3月 13,164台)
2位 フィット 8,977台(3月 14,845台)
3位 シエンタ 6,982台(3月 10,456台)
4位 カローラ 6,679台(3月 16,327台)
5位 フリード 6,030台(3月 9,528台)
6位 アルファード 5,739台 (3月 7,885台)
7位 ライズ 5,545台 (3月 12,009台)
8位 ルーミー 5,104台 (3月 9,700台)
9位 プリウス 4,551台(3月 9,717台)
10位 ヴォクシー 4,323台(3月 8,963台)
もっと酷いのは中古車輸出台数。
先のライズなどで有名な輸出仕向け地。
「スリランカ」
2月 4,207台、3月 3,875台 ⇒339台
ランクルプラドなどで有名な輸出仕向け地
「パキスタン」
2月 1,213台、3月1,918台 ⇒912台
アルファードなどで有名な輸出仕向け地
「マレーシア」
2月 2,553台、3月2,107台 ⇒634台
その他有力な輸出仕向け地
「ニュージーランド」
2月 10,916台、3月10,137台 ⇒1,982台
「ミャンマー」
2月 6,308台、3月6,027台 ⇒107台
1ヶ月遅れのデータなので、実感、推測とほとんど変わらない実績値。
5月中旬~下旬に向け、オークション価格も戻りつつあり、少しずつ上向き基調。
5月までは悲惨な数字が並んでしまうかと思いますが、6月から回復すると思われます。
株価、コロナ感染者数、買取価格。
いろんなものに相関関係がありますが、
タイムラグがそれぞれの事情で出てきております。
また5月分の統計データは、6月に更新致します。
どうぞよろしくお願いいたします。