ハリアーが海外/現地販売で値段が高くならなくなったって聞いたけど。
Q.マイチェン後期ハリアーがマレーシア現地で、新車販売して、高騰がなくなったって本当?
A.これは上記の通り現地販売になって高くならなくなりました。
でも「現地販売されたから」というだけではない。というのが今回のBLOG。
現地販売への流れ。
「海外/現地で人気!日本からわざわざ中古車が輸出されている!」と分かったら、
メーカーだって現地販売しますよね。現地販売+アフター整備。
これって利益面だけじゃなく、製造者責任(メーカーでの保証)が関係しています。
ハリアーは初期のものでCVT故障が一部あったんですが、
海外に輸出されたものの、メーカー保証で日本にクレームが入る。
メーカーとしては、「えっ。誰だよ輸出したの」って話。
今後も、どんどん新車に近い車が輸出される国に関しては、現地販売が進みます。
これはまず前提です。
例えばマレーシアの場合。
ハリアーを例にしたので、マレーシア。
アルファード、レクサスRXもこの国。
さて。問題は、じゃぁアルファード、レクサスRXはリセール高い状況だけど、
現地で販売してないの?ってお話ですが、売ってますよね。
それだけじゃないってお話なんです。
需要供給、現地価格、現地仕様、関税/為替などいろんな要因が絡んでる。
以前のBLOGでも掲載しておりますので、下記もぜひ。
参考:[【検証企画】タイ、マレーシアに見る、現地トヨタの販売価格]
●現地仕様と日本仕様が異なる
参考BLOGで掲載していますが、現地仕様の見た目が違ったり、グレードが違ったり。
国によって仕様が変わっているので、
「日本仕様が欲しい」っていう現地の方がいらっしゃいます。
あとは、「日本から輸入された日本仕様車が欲しい」という方も。
なので、仕様がどうかも要因の一つ。
●需要供給
日本でも同じですが、納期が長い車は、中古車もリセールが高い。
海外でもモデルチェンジ直後の現地、中古車が少ないときは、需要が多く、
モデルチェンジ末期で現地、中古車が多いときは、需要が少なくなります。
これも要因の一つ。
●現地価格
これは参考BLOGでの検証をご覧ください。
日本の車種別の価格差と、海外の車種別の価格差が違うって話。
日本ではアルファードが割安。海外ではアルファードが割高。
新しいモデルが発表されると、現地でいくらで販売されるか!が重要。
フルモデルチェンジだから絶対大丈夫!何てことはないのがこれですよね。
●関税/為替
ごめんなさい。面倒な計算でご説明。
例えば関税率が50%かかって、為替が120円/ドルだった場合。
日本で360万円の車
⇒関税がかかって×1.5で540万円
⇒為替で割って÷120で4.5万ドル
現地の車が6万ドルだったら、「日本から輸入しよう!」
現地の車が4万ドルだったら、「日本から輸入するの意味ない!」
ってなります。
でも。関税が20%になったら?為替が130円になったら?
⇒3.3万ドルになるので、現地の車が4万ドルなら「日本から輸入しよう!」に変わる。
というお話。
結論:いろんな要因で変わるので、随時更新しますのでご覧ください。
先のお話だけじゃなくて、
景気状況だったり、現地で人気のグレード/カラー/オプションだったり、
いろんな要因がございます。
更新してまいります。
ご覧頂いている方は商売でお車の売買をされているわけではないので、
「へーそんな事があるんだー」くらいでお考えいただき、
お乗り換えの際にご参考にして頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。