●リセール重視の考え方/もしもの時の備え。保険も大事だけど、知識も同じくらい大事。

車は動くものですから、事故もつきもの。

サンコーオートにて年間数百台、新車を販売させて頂きますと、
やはり盗難被害、もらい事故、自損事故などのケースがございます。

盗難被害は、近年多いリレーアタック。
ご面倒かと思いますが、ご自宅敷地内で出やすい駐車をされている方は、
スマートキーを電波を遮断する、ポーチ等をご検討下さい。

さて。「もらい事故」「自損事故」などで、お車に損傷が出てしまった場合の対処方法。
もちろん、任意保険で車両保険に加入されていたり、あるいは先方の保険で、
「修理金額は自腹にならないで済む」かもしれません。

でも、今回はその対処方法によって、大きな差が出るというお話。
(サンコーオートサイトでも掲載しておりますが、焼き直しです。)

査定に関係ある?ない? 修復歴はどこから?

今回は「事故」というお話をピックアップ。
なので、一応先に。「査定が下がらない修理」ですが。

バンパー交換、ドアミラー交換、フロントガラス交換など、
鉄板部分でないものは査定には関係ありません。

ボディーでも、ドア、フェンダーなどを鈑金、塗装した場合、
査定は下がりますが、事故歴(=修復歴)には当たりません。
ドアがぶつかって、そのままピラーと呼ばれる柱の部分や、
トランクパネルなど、下記お写真の部分がぶつかると事故歴(=修復歴)になります。

キチンと直すと査定が下がるケース。

覚えておいていただきたいケースがたくさんあるのですが、
まずは、キチンと直すと査定が下がるケース。

例えば、下記のような側面事故の場合。。。
「せっかく買った新車だから綺麗に直したい!」
綺麗に直すなら、全部新品交換となります!もちろんディーラーに持っていけば新品交換!

でも、絶対に交換はオススメしません!!!
(簡単に交換できる部分は交換をしますが、溶接が必要な部分は鈑金塗装をして修理します。)
なぜなら事故車になっちゃうから。

綺麗に全部新品で交換して!というと、内装やガラスを全部外して、ゆがんだ部分を溶接で丸ごと切り取ります!
ゆがんだ部分を切って取り除いたら、ゆがんでいない部品を取り寄せて切った部分に合うようにまた新品も切って、
ちょうど合わせられたら、また溶接でくっつけて、
それから塗装をします!。。。といった書いているだけでも恐ろしい作業をすることになります。

なので査定価格だと、鈑金塗装で直した時が、450万円
全て交換で直した時が400万円、なんて違いになっちゃう場合もあるので、要注意。

そもそも直さない方が得なケース。

先ほどのケースもそうなんですが、
特に修復歴になっちゃうケース。

修復歴がない場合で、500万円。
修復歴がある場合。修理してあっても400万円。
何てことはよくあります。

「事故っちゃったし仕方ないよね。。。」とあきらめずに。
まずは見積りが出てきたら、いったん冷静になってお考えいただきたい。

直さないで、保険金を受け取って、事故現状のまま売却する
という選択肢。

先の例だと、修理が終わって400万円のところ、
修理代が100万円。事故現状で350万円。
あれ?足し算すると450万円なんてことになったりします。

「海外で直すと修理代が50万円で直せるから、350万円で買うよ!」
なんて感じで直さない方がいいケースがございます。

その他いろんなケースがありますので、いったんご相談を。

修復歴にならない修理方法を取った方がいいケース。
海外で人気で、修復歴であっても輸出されるお車は、直さない方が得なケース。
をお届けしましたが、
いろんなケースがございます。

ながーーーーく乗るよ!という方には関係ないのですが、
リセールを気にされる方はぜひご相談を。

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